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◆My Charm - Feves et Galette des Rois-フェーヴとガレット・デ・ロワのこと、あれこれ ◆ときめきノオト~Yoshie Isogai official blog~-音楽と言葉と。てんてこ舞う日々のこと、あれこれ ◆Twitter-日々のつぶやき ◆TripAdvisor ![]() お気に入りブログ
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![]() 5月23日(水)~ 29日(火) 西武池袋本店 7階 サンイデーウィークショップ 平日/土曜 10:00~21:00(最終29日~18:00) 日曜/祭日 10:00~20:00 ![]() my charmからはこんなフェーヴたち↓が出張します。お菓子の中に入っているのがフェーヴの役割ですが、アクセサリーに加工して身につけてもとても幸せな気持ちになるのですよー。手芸好きの方ならきっと素敵なものを作れそう。アリス好きの方、手芸好きの方、是非遊びに行ってみてくださいね。 ![]() ![]() 次は自由が丘編です。どちらのお店でも、それぞれ吉祥寺にはなかった何かをご用意しようと考え中です(←え!今考えてるの?って感じですよね。常にギリギリを生きているのです)。そして実はその前にもイベントが1件あったりして…夜、またブログ更新しますね! ![]() 昨日娘を保育園に送った後新幹線に飛び乗って、搬入作業をしてきました。mica TAKEOさんと、ライト商会さん、そして東京から旅行に来ていたフェーヴ作家の竹内美咲さんとお友達がいっぱい手伝ってくれて、無事に終わって日帰りできて大感謝!今回ガレット・デ・ロワを焼いてくださる焼菓子工房COLETTEさんにもお逢いできてうれしかったー。そして遊 空間 uさんは大正時代初期頃に建てられたという、とびきり素敵な洋館なのです。mica TAKEOさんが撮ってくれた写真を貼っておきますね。フェーヴはもちろんですが、是非、素敵な洋館の雰囲気も味わっていただきたいです。 京都 遊 空間 u ※Antiques & Collectibles SQUIRRELと共同開催 京都府京都市上京区土屋町通上長者町山王町506 tel 090-6965-9874 open 12:00~17:00 12日(土)には予定未亭(ヨッテミテー)さんの出張カフェが、そしてCOLETTEさんのガレット・デ・ロワや焼き菓子を囲んでのミニパーティーがあります(14:00~16:00/予約制/1000yen+drink)。 ![]() また、13日(日)はWright商会の旅する喫茶店さんが来てくださることになりました。こちらはご予約不要です。 私は会期中京都に行けないので関西の方にお逢いできず残念ですが、mica TAKEOさんがずっと会場に居てくださるので、きっと、ぜったい素敵なイベントになると思います。是非、遊びに行ってみてくださいね。
mica TAKEOさんから、フェーヴを使った作品たちの写真が届きました!どれも本当に可愛い…。これらは吉祥寺と京都での展示販売になります。
![]() 初日の明日、私が会場にいない時間は16時15分~18時半くらいになりそうです(戻れたらもっと早く戻ります)。 ではでは、搬入作業に行ってきます!
フェーヴの世界展と私にとって、欠かせない大切な人たちがいます。第1回目から参加してくれているアクセサリー作家の友人waterblueさんとmica TAKEOさん、そしてお菓子作家のmilky popさんです。
今回も、それぞれ本当に素敵な作品で参加してくださいます。作品の写真に、ここからリンクを貼らせていただきますね。 ○waterblueさん http://instagr.am/p/JeyQePrATR/ http://instagr.am/p/JiPpWzrASS/ ○mica TAKEOさん http://blog.goo.ne.jp/squirrel_antiques ちなみに京都はmica TAKEOさんと共同開催なのです。京都展のことはすっかり任せきりなのですが、彼女のことだから何もかも素敵になるだろうって思っているのです。 ○milky popさん http://blog2.milkypop-cookies.com/?eid=1420475 http://blog2.milkypop-cookies.com/?eid=1420474 そして例年通り、1ユーロコーナーや、「フェーヴを愉しむ」を提案するコーナーもあります。今年はひとつひとつの作品に解説文をつけてみました。 +++ 急ぎ足で準備画像をお見せしてきましたが、今年は例年以上に気合いを入れて準備したので、是非遊びに来ていただけたらうれしいです。フェーヴについて、いろいろお話できたらいいな。 ちなみに吉祥寺展の期間中、私は金曜の夕方にちょっと抜けてしまうのですが、それ以外は基本的に会場にいます。ではでは今週末、ドキドキしながらお待ちしています!
吉祥寺では、A.K.Laboさんのガレット・デ・ロワがお召し上がりいただけます。もちろんフェーヴ入り!
![]() そう、今年は初の試みとして、日本の作家さんのフェーヴも展示させていただくのです!北原裕子さん、ハコリエさん、竹内美咲さん、それぞれに個性と魅力溢れるフェーヴをつくっていらっしゃいます。 ブログにフェーヴの写真がUPされていたので、ここから該当の記事にリンクを貼らせていただきますね。 ○北原裕子さん http://buuchanday.exblog.jp/15059324/ ○ハコリエさん http://d.hatena.ne.jp/hacorie/20120328 そして、製作時間半日というものすごい即席なのですが、3組の作家さんを紹介したり、フェーヴについてつれづれと綴ったペーパーを作りました。今、コンビニで50部コピーしてきたところです。 ![]() で、こちらは会場に置いておく記帳ノートです。ここに記帳していただいた方に次の年のご案内葉書を送らせていただいているので、よかったらご記帳くださいね。 ![]() ~続く~ ![]() ![]() ![]() あ、去年に引き続き、フレンチキーホルダーもありますよ。
これもシリーズの一部。
![]() ![]() ![]() ~続く~
フェーヴの世界展4、気づくと来週に迫っていました…!というわけで、今日から準備中画像をちょっとずつUPしていこうと思います。
シリーズものの1部。例年通りこんな感じで棚に並べています。 ![]() 棚に並びきらないものは、こんな風にパックしています。 ![]() フランスの工房でひとつひとつ作られた、私の大好きなフェーヴたち。 ![]() ~続く~ ![]() 多彩なモチーフがある現代のフェーヴ、手作業のぬくもりを感じる職人のフェーヴ、有名店のオリジナルフェーヴ、フェーヴを使ったアクセサリーといういつものラインナップに加えて、今年は日本のフェーヴの作り手の作品も集めて展示販売いたします。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ♪2012年4月20日(金)~22日(日) 吉祥寺 エスカリエ・セー 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14 FRCビル3F tel 0422-22-1171 open 平日11:00~19:30 土日12:00~19:30 ♪2012年5月11日(金)~13日(日) 京都 遊 空間 u ※Antiques & Collectibles SQUIRRELと共同開催 京都府京都市上京区土屋町通上長者町山王町506 tel 090-6965-9874 open 12:00~17:00 ♪2012年5月30日(木)~6月26日(火) 自由が丘 A LITTLE CARD SHOP 東京都目黒区自由が丘1-25-9 自由が丘テラスB1F tel 03-5701-0031 open 11:00~18:00 水曜日休 ♪2012年5月30日(木)~6月26日(火) 自由が丘 アリヴェデパール 東京都世田谷区奥沢5-42-3 Trainchi2F tel 03-5483-3221 open 10:00~20:00 ※自由が丘は同日程で2箇所、それぞれの会場で趣向を変えて開催いたします。 吉祥寺は会期中カフェスペースでA.K.Laboさんのガレット・デ・ロワをお召し上がりいただけます。 京都は5月12日(土)に予定未亭(ヨッテミテー)さんの出張カフェが、そしてCOLETTEさんのガレット・デ・ロワや焼き菓子を囲んでのミニパーティーがあります(14:00~16:00/予約制/1000yen+drink/こちらのご予約・お問い合わせはsquirrel@kyoto.zaq.ne.jpまでお願いします)。 自由が丘は6月2日(土)にA LITTLE CARD SHOPでwaterblueさんによるフェーヴを使ったアクセサリーのワークショップを行います。 ゲスト(敬称略) : 北原裕子(フェーヴ)/ハコリエ(フェーヴ)/竹内美咲(フェーヴ) waterblue(アクセサリー)/mica TAKEO(アクセサリー)/milky pop(お菓子作家) Nao(フレンチキーホルダー) ガレット・デ・ロワ : A.K.Labo(吉祥寺のみ)/COLETTE(京都のみ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ご案内の葉書を2011年に開催したフェーヴの世界展3で、記帳ノートにお名前とご住所を書いて下さった方、2011年のWEB SHOP開店の際にお買い物くださった方、過去にここのコメント欄でDM希望してくださった方に今週中に発送させていただく予定です。それ以外の方でご希望の方がいらっしゃいましたら、コメント欄を「非公開」にすると私にだけ見えるコメントになりますので、そこに送り先を書き込んでいただければ発送いたします。また、ご質問等ございましたらそちらもコメント欄からお寄せいただければ幸いです。 日本の作家さんのフェーヴを置かせていただくのは初の試み!もちろん、フランスの作り手の作品も2012年のものを中心に揃えたいと思っています。お買いものしてくださった方にお配りするペーパーなども企画中なので、また随時情報更新していきますね。よろしくお願いいたします。 ![]() ~2009.10.07.前編からの続き~ アーガイダル取材を終え向かったのは、同じオーバーニュにあるLe Moulin à Huile(ル・ムーラン・ア・ユイル)工房。ル・ムーラン・ア・ユイルのフェーヴ製造については、『フェーヴ お菓子の中の小さな幸福』P91-92にまとめたので、ここでは載せ切れなかった写真と、サントンについて記そうと思う。 教会では、クリスマスにクレッシュと呼ばれるイエスの誕生を再現した模型を飾る習慣があった。文字が読めない人々に説明をするためで、その歴史も古い。しかしフランス革命の時代にあらゆる宗教活動が禁止された際、家でお祈りできるようプロヴァンスの家庭でクレッシュのミニチュアが飾られるようになり、そこに飾る人形がサントン(小さな聖人の意)である。サントン人形は18世紀のプロヴァンスの人々がモデルになっている。ル・ムーラン・ア・ユイルは1991年よりフェーヴの製造を開始したが、追ってサントンも製造するようになり、現在は半々くらいの割合である。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() +++ 今年のガレット・デ・ロワの記事はこれでおしまい。いやはや、よく食べました…長らくお付き合いくださりありがとうございました!まだまだフェーヴをめぐるフランス旅行記も書き終わっていないし(汗)、日本でフェーヴを作っている作家さんについてのまとめも書きたいし、ガレットのおかげで更新癖がついたのでまたぽつぽつ記していきたいです。 そして今年もフェーヴの世界展の開催が決定しました! 4/20~22 吉祥寺 エスカリエ・セー 5/11~13 京都 遊 空間 u(スクワールと共同開催) 5/30~6/26 自由が丘 A LITTLE CARD SHOP 5/30~6/26 自由が丘 アリヴェデパール ※自由が丘は同日程で2箇所、それぞれの会場で趣向を変えて開催いたします。 とりあえず日程のみですが、今年は最初の年くらいの勢いでかなり気合いを入れております。ちょっと新しいことができたらいいなあと。詳細はまた告知させていただきますね。 ![]() ![]() ![]() ![]() この日は朝7時過ぎのTGVでAix-en-Provence(エクサンプロヴァンス)に向かう予定で、ずいぶん前にチケットを買っていた。同じ列車でも早く申し込むことによってPrem's券という格安のチケットを買うことができる。キャンセルも変更もできないが、便によっては本当に安いし、切符はパソコンからセルフ印刷なので便利なのだ。この日もエクスまで30ユーロほどで買っていて、南仏に赴くのは初めてということもあり、かなりワクワクしていた。 …が!!!いきなりドジ話なのですが、起きたら7時半!…明け方5時15分頃送信を終え「よし、じゃあ6時まで寝るか!」などと思った私がバカでした…。大慌てでチェックアウトして駅に向かい、ダメ元で「変更できませんか?」と聞いてみたけど当然Non!で、次の便のチケットを102,5ユーロで購入…目的のためにかなり節約な旅行をしているのでショッキングな出来事となりました。 無事に列車に乗り込み、車窓を見るでもなく3時間爆睡し、気が付いたらエクス駅。降り立つと、なんて開放的で明るい雰囲気なんでしょう!陽光はキラキラとまぶしく、空は真っ青で(ほんとうの青ってこういう色なんだと思った!)、10月だというのに半袖やノースリーブの人も。これが南仏なのねーと感激。 感激しながらもアポの時間を遅らせてもらっていたので、通訳さんと合流し、ダッシュでホテルに荷物を預け、Aubagne(オーバーニュ)に向かうバスに乗り込む。 ![]() 現代的な建物(トップの写真)の中に入ると、1Fに歴代のフェーヴが並ぶプチミュゼがある。 ![]() ![]() まずはアジアの製造工場から輸入する係(時には他の輸出業務も)のカトリーヌさんたちの部屋。彼女は日本ともコンタクトを取ったことがあるという。ファビエンヌさんは大手のお客様の担当で、カルフールやオーシャンとのやり取りを担当する。 次の部屋で話を聞かせてくれたのはデザイン担当のダビットさん。アーガイダルは初めてライセンスもののフェーヴを作った会社であり、ディズニーをはじめ様々な会社のライセンスを20前後持っているのだが、彼のデスクのライセンス系のファイルの多さには驚いた。ライセンスを買ったときにデザインが送られてくるので、それを1冊のファイルにまとめ、それを元に色を付け、ライセンス元に確認してから使う。2010年度はハローキティのシリーズが大変好評だったとか(このライセンスは2年間限定)。 そして次の部屋はクリエーション担当のメロディーさん、ジュリアンさんの部屋。クライアントと相談しながらデザインを決め、デッサンを鉛筆で描いたのち、パソコンでデザインする。私が訪れた時はちょうどロンデパンのフェーヴのデザインを行っている真っ最中だった。ここでデザインが終わるといよいよ製造に取り掛かることになるが、実際の製造はアジアで行うため、色の確認は入念に行う。 このほか広報の部屋、会計の部屋、サンプルルーム、コレクションルーム(昔のものを保管)、品質管理の部屋がある。社員は14人だが、アジアの工場では1500人が働いている。 ![]() 顧客は3つのタイプに分かれる。(1)ルクレール、インターマルシェなどの大型スーパー (2)ガレット・デ・ロワを大量に作っている会社 (3)パン屋さんに小麦粉などを卸している問屋さん。(3)には箱ごと渡して営業してもらう(上の写真、一番上の右側がその箱)。オリジナルのフェーヴは1000個以上から製造を請け負う。 この会社の最大の特徴として、ライセンスものに力を入れていることが挙げられるが、工場を見学させていただき私がもう一つ印象に残ったのは、本物の乾燥ソラマメも取り扱っていること。今は買う人は少ししかいないということだが、これは南仏の会社ならではな気がする(※南仏のガレットには陶器のフェーヴと乾燥ソラマメが一つずつ入れられるのが伝統的)。そして場所柄からか、スペインに輸出する向けの、透明のフィルムにくるまれたソラマメ型フェーヴなども。 ![]() ~後編に続く~ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2010年のムーミンベーカリー&カフェのガレット記録はこちら。 ![]() 5:00起床。1時間睡眠眠すぎる!と思いながら起きて、この日はFaïencerie Colas(ファイアンスリー・コラ)を訪ねてClamecy(クラムシー)の町へ。 ファイアンスリー・コラ(コラ・クラムシー)工房のフェーヴ製造(焼成の過程や製造数、スタンス)については『フェーヴ お菓子の中の小さな幸福』P84~86に記載したのと、『Dolly*Dolly Vol.25』のフェーヴ特集P53でも工房の写真や情報を掲載しているので、ここでは載せ切れなかった細かい事柄や写真、町のことについて記してみようと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この日話を聞かせてくれたのは、3代目のアレクサンドルさん。フェーヴの製造を始めたのは先代のジャン=フランソワ氏で、1980年頃近所で白いサントンのフェーヴが入ったガレット・デ・ロワをみて、テーマを持ったフェーヴを販売したらどうかと考え付いたとのこと。実際、88~89年に発表したフランス革命のコレクションは、その時代を象徴するフェーヴになったという。デザインは世に出回る約1年半ほど前に、ライセンスもの以外は内部で行う。 ![]() 彼は生粋のファイアンス職人であり、その真摯な姿勢と強い想いについて、本と若干重複部分もあるがここにも記しておく。 彼は100年前から同じ場所で家族でファイアンスを作っているということをとても大切に考えているという。グローバリゼーションによって数ユーロの違いが受け入れられない世の中だが、その考え方とは真っ向から対立している。わかっている人が見ればどこでどのように作ったかわかるというのが大切なことだと思うからだ。これからも今までどおり新しいシリーズを作り続けていくが、ここ4~5年感じているのは情報伝達の重要性である。今まではパン屋さんにだけ向けていたが、数年前にニューヨークタイムズで紹介されたり、コレクショナーからの直接の注文も増えているし、限定のフェーヴなども作ってゆきたい。ただ、フランスの文化と伝統の中にあるものなので、英語のHPを作ったりするわけではない。コラは工業化とも違うし、近所のパン屋さんのためだけの工房とも違う。そのどちらでもない、だけどいちばん古い道を行くのが自分たちだからだ。 ![]() この日の通訳は友人にお願いしていたので、取材後は電車の時間までのんびりクラムシーの町を散策。猫の町なの?というくらいたくさんの猫に遭遇した。 ![]() ![]() パリに戻り、眠さと闘いながらホテルで再びの歌詞直し作業。今、授乳だったり赤ちゃんが寝なかったりで夜中に起きていたり、仕事が終わらなくて徹夜していたりしても、この時より眠かったことはないです。そう思うとなんていい経験だったのでしょう…! ![]() ![]() ![]() ![]() 5:00起床。この日はフェーヴ製造会社・Prime(プリム)の社長にインタビューするため、パリ東駅で通訳さんと待ち合わせて7:11発のTerに乗りVesoul(ヴズル)を目指す。 ※以下、ちょっと長文で専門的な内容ですが、ページが足りなくて&マニアックすぎて本に書けなかったので、ここにまとめて記録してみちゃいます。 プリムはフランスの大手製造会社のうちのひとつ(Prime, Alcara, Arguydalが三大大手)で、フランシュ・コンテ地方のFaverney(ファベルネ)に1989年に設立された。初期にはセラミック製でプラットなタイプのフェーヴを製造していたが、1993年から新しい技術を導入。ポースレンを使うようになり品質が向上した。現在は毎年約1,500万個のフェーヴを製造している。社名のPrimeは特別手当とかボーナス、おまけと言う意味。ブザンソンの少し北、パリからTerで3時間20分ほどのヴズル駅からさらに車で20分ほどのところにある村がファベルネだ。周囲には田園風景が広がる。 ![]() ![]() ![]() フェーヴのデザインは2年前に決まる。その後思索をして修正を重ねる。私が訪れた時はデザイナーのジャックさんが2011年コレクション用のマリリン・モンローの写真をパソコンで加工している最中だった。彼女の写真は白黒が多いので、雰囲気が出るように色を考えてつけるのだそう。もちろん手書きでデッサンをすることも。その場合、立体的にしたときにどのようになるかもわかりやすく書くのだそう。製造するフェーヴのテーマは皆で決めるが、決まった時点で一人が担当になり進めていく。一度担当になったら最後まで人に引き継ぐことなく責任を持つのだそう。そしてジャックさん以外の外部の人がデザインを担当することもある。それは、ずっと同じ人が書いているとテイストがかたよってしまうので、いろいろな分野・トーンで魅力的なフェーヴを作り続けるための配慮である。 パン屋さんやケーキ屋さんのオリジナルフェーヴに関しては、シルヴェール・リシャールさんが担当。パン屋さんからの要望を聞いたり、プリム側から提案したりもする。店のオリジナルフェーヴを注文するということは個性を求めているということなので、それに対応できるよう常にクリエイティブな姿勢で取り組むのだそう。2010年は日本のブーランジェからの依頼でお菓子形のものを作ったし、パリの超高級レストラン、トゥール・ダルジャンのオリジナル・フェーヴも毎年作っている(左写真)。鴨が看板料理のトゥール・ダルジャンならでは(供した鴨一羽ずつに番号をつけている)の魅力的なフェーヴで、レストランに行ったことはもちろんないけれど、フェーヴは所有している私です。クリエイティブ部の責任者であるミッシェルさんは、大型スーパーとのやり取りや(大型スーパーでは事故が起こらないよう、アーティスティックなものより安全な形が求められる)、ライセンス関係のやりとりを行う。既に2010年4月に公開予定の映画のフェーヴ(2011年モデル)のパネルを準備していた。 メリアムさんはパン屋さんやケーキ屋さんに対して営業する係。プリムの取引相手は(1)パン屋・お菓子屋 (2)大型スーパー (3) 卸 の3つに大きく分かれるが、(1)に対して新しいモデルを持っていく。大体毎年150シリーズ(うちライセンスものが50シリーズくらい)リリースされるが、それらを持ち運ぶトランクも見せてくれたが、なるほど、とてもよく出来ていた。 ![]() プリムのフェーヴは、石膏型を組み合わせて使うことで複雑な形を出している(それによって壷などの穴が開いているタイプのフェーヴも作ることが可能)。多い時で8つの型を組み合わせている。石膏型ひとつにつき、500個くらいのフェーヴを作れる。焼くと縮むため、仕上がりの大きさを計算して型を作る(左写真はプラットなタイプのものだが、左が焼成前、右が焼成後)。工場にはポースレンの粉を土にする機械やプレスマシーン、釜などが並んでいたが、現在ではここで製造を行うのは3ヶ月ほどで、ごく一部のフェーヴのみ。プレスマシーンには金属製の型(下写真3列目左)を取り付けて使用する。電気とガスの釜はとても大きく、冷ますために電気は14時間、ガスは8時間かかるが、アジアの製造工場ではもっと大きなロールして焼くタイプの釜を使用しているので、そちらは5時間で仕上がるとのこと。 焼く工程は次の通り。 (1) 素焼き。800℃前後 (2) ハンドペイントをして、エマイユをかけて焼く。クロモ(プリント)の場合もここで手作業で敷く。1200℃。高い温度で焼くことで、硬く丈夫なフェーヴが出来上がる。 (3) 金をつけるときはもう一度焼く。 ![]() さて、プリムの特徴としてシュメール氏が挙げるのは、フェーヴを飾るための棚や箱、ポースレン製のディスプレイアイテムも作っていること(一点ものもあるし、パン屋さんの店頭に飾るためなので、製造数は少ない)。また、パン屋さん向けにガレット袋や王冠をセットにして出荷もしている。 彼は「パン屋さんに売る」ということにこだわっていると言う。コレクターの人とも親交を深めたいと考えているが、コレクターはやはり珍しいものを探すので、ガレットから出てきたという過程をスキップしてフェーヴを売ってしまうのはパン屋さんに失礼だと思うからだ。「フェーヴだけを売ったらPrimeという社名を変えなくてはいけない」と彼は言う。よって、前経営者の時にあったコレクター用の窓口的な場所“プリム・コミュニケーション”はもうない。 昼食をご一緒したが、シュメール氏はバリバリのビジネスマンタイプなのかな、と感じられた。8時に出社して昼食は1時間ほど、6時頃まで働くと言うのは日本では普通だけれどフランスにしては長時間な気がするし(フランスの方、誤解だったらゴメンナサイ)、プリムを買収したのは「向いていると思ったから」とのことだし、新しい様々なことに貪欲にチャレンジしているからだ。ここには記さないが、社長室に置かれていた面白い試みがなされた試作品の数々からもそれがうかがえた。 行きも帰りも自ら駅まで車で送り迎えしてくださり(とても紳士的な方)、帰りにお土産までいただいた。それを入れてくださったプリムの紙袋に“Groupe JOFLOMYS”と記載されていたのでそれについて尋ねたら、3人のお子さんの頭文字を取って名付けたのだ、と話してくれた。素敵なエピソードを聞けて嬉しかった。 +++ 夜、パリに戻る。この日は友人宅に泊めてもらうことになっていたのだが、歌詞の直しが入り、友人宅から近いネットが使えるホテルを急遽探して0時頃チェックインして明け方まで仕事。人生で1,2を争うくらい眠かったです(笑)。 ![]() 6時起床。 パリに戻るTGVに乗り込む。超重要な案件は納品したので、少々ゆったりした気持ちで、同じ事務所の作曲家の方に提案用にと頼まれた仮詞を考え、睡眠も補充。ほんと、いつでもどこでも3秒で眠れるからこうやって元気に生きられます…。 この日は日曜日で、調整日に当てていたのでゆっくり気分。お昼前にパリに着いたけれどまだホテルはチェックインできなかったので、フロントで荷物を預けて身軽になったところで 「クリニャンクールの蚤の市に行って時間をつぶそう」 と思い立つ。 まずはフェーヴを取り扱っているBoulevard des Écritureへ(季節によって店頭に並んでいないこともあります。単行本『フェーヴ お菓子の中の小さな幸福』P150の「パリでフェーヴを探す」というページに写真や住所等掲載しています)。ここの店主さんはフェーヴ製造会社で働いていたこともあるそう。かつてリモージュで作られていた古い白いフェーヴもざらりと売られているので、気に入ったものをいくつか選ぶ。私はこの白いフェーヴ、とっても好きなのです。 ![]() 夕方、ホテルにチェックイン。夕食を買いに出るも、日曜日なのでお惣菜屋さんがみんな閉まっている~(泣)。というわけでケンタッキーを食べて部屋でぼちぼち仕事。1時就寝。 ※過去の旅の思い出し記録です。カテゴリ「フランスの旅」をクリックすると以前のものを読むことができます。
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