すこし前、キャリコボタンをひとつ買った。キャリコボタンとは、その名のとおりキャリコの模様を転写した、19世紀から20世紀のはじめにかけてアメリカやフランスでつくられた磁器性のボタンのこと。
私は、アンティークボタンもとても好きで(以前、予約制のボタンの博物館を見学に行ってしまった程度には)、メタルボタンやガラスのボタンが特に綺麗だなあと思う。でも、集めているのはこのキャリコボタンだけ。それもたまたまいい出逢いがあったときだけ買っていて、熱心に探したりもしないので、集めているというわりにはほんの少ししか持っていない。キャリコボタンは全部で300種類くらいあるらしいので、いつかちゃんと集めたら楽しそうだな、なんて想いを馳せつつ…。
ボタンの本ではこの本がダントツに好きです。
ちなみにフェーヴ以外で手元に結構あるなあと思うものは、キーリング、ボタン、ピンバッヂ、お箸置き(この間家族がうっかり引き出しを落として、半分以上割れてしまったけど・泣)、切手などで、どれも小さいものばかり。筋金入りの小さいもの好きなのだ。でも、それらはほとんど「いつの間にか集まっていたもの」であって、愛好家と呼べるレベルのものはひとつもない。フェーヴだけが特別なのは、可愛いミニチュアというだけでなく、“伝統菓子に入っている幸運のアイテム”ということにも惹かれたからなのかもしれない。
なんとなく集まっていたものたちをちょっぴりご紹介。
キーリング:マドレーヌの形がいちばん好き。
ボタン:クローバーモチーフのボタン。下段2番目と3番目は現代の作家さんの作品。
ピンバッヂ:ガトー・デ・ロワ型のもの。