#22 2009.10.11. Amiens
パリのシャトーホテルSaint Jamesで起床。ゆっくり朝寝坊し、ホテル内で朝食。まだ旅はあと数日残っているけれど、前日までのひとり旅とガラリと変わった時の流れに、私のフェーヴを巡るめくるめくひとり旅は終わったんだなあとしみじみ思う。すこしさみしいけれどそれはそれでよい気分だし、観光気分。
お昼頃の列車に乗りアミアンへ。 パリから約1時間ほどと近い、大聖堂とマカロンダミアンというお菓子が有名な町。
この町に行ってみたいと思ったのは、ガレット・デ・ロワやフェーヴの歴史について調べていたとき「アミアン」という町の名をインターネットで目にしたこと、そしてのちに、敬愛するモニック・ジョアネスさんの著書「Les Fèves des Rois」を読んで、それは1311年にアミアンのロベール司教が、バターと卵を使ったフィユタージュ(折りパイ)の菓子について記述を残したからだと知り、アミアンってどんな町なんだろう?と思った…という、至極単純な理由。
そんな動機でアミアンに来てしまったので、特に目的があるわけでもなく、まずは世界遺産に登録されている大聖堂へ。
残念ながら天気が悪く、日曜でお店もほとんど休みのせいか人影もまばらだったけれど、水辺を歩いたり、公園に入ってみたり…。近代的な街並み(この町は第二次世界大戦で大きな被害を受けたのだそう)の中に、時々古い建物が現れる。
そうこうしていたら、パッサージュを発見。歩いていくと…。
こんなアンティーク・ショップに出逢ってうれしかった。
この町でいちばん素敵だと思った、一番上の写真の川沿いのテラスのあるレストランに入りたかったけれど、ほとんど休み(駅前のタクシー乗り場も、30分待ったけれど1台も来なかった)。というわけで開いていたクレプリーで夕食を取ったけれど、結構…いや、かなり微妙で(そして絶対食べきれないほどの量!)、この日はパートナーの誕生日だったのに申し訳ないことをしてしまったと反省。
アミアンのメルキュールホテル泊。日本にもあるチェーンのホテルだけれど、とても快適。
おまけ:アミアンで買ったおみやげはこんなでした。大聖堂のスノードームと、ピカルディー地方のルセットが付いたキッチンクロス。