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※11月の回想記です。
ドイツとの国境の町・ストラスブールへは、パリからTGVで約2時間20分。早朝、まだ暗い東駅から列車に乗り込み、車窓の風景を楽しみながら期待に胸を膨らませる。アルザス地方に行くのははじめてだったのです。欲を言えばコルマールにも行ってみたかったけれど、期間も予算も限られた旅だから、そちらはまたいつかの夢に。 明るいストラスブール駅構内。ちなみに、超がつくほどの晴れ女なので、眩しいほどの晴天! もちろん、まずはパン屋さんへ。クグロフやプレッツェルなど、アルザスならではのお菓子がずらり並んでいたので興奮しつつ、朝ごはんに↑の人形パンを購入。 とにかく街並みが素敵。窓辺に赤い花が飾られているのも印象的だった。そして街のあちらこちらにハートマークがあるのがやっぱり可愛い。 それから、コウノトリもあちらこちらに。3枚目の写真はおみやげ屋さんの店先。 そんな街並みにときめきながら、夕方まで観光。お昼には名物のベコッフとシュークルートをいただき、大聖堂の螺旋階段をぐるぐるのぼって展望台から街を見下ろしたり、川沿いに木組みの家々が立ち並ぶプティットフランスを歩いたり…。 中でも特に楽しかったのは、アルザス地方博物館。民族衣装や陶器、家具調度品などが展示されているので、地方の文化や暮らしに興味がある人にはおすすめ。昔の台所やタイル、お菓子型や婚礼衣装、ドールハウスまであってたまりません!歴史ある建物の内部を見るだけでも価値アリ。 左は博物館の看板。中央はツボだったタイル。右はわかりにくいけれどウサギの型なの。 そして1枚の絵を発見。右は中央を拡大したもの。 いつか持つことができたらいいなあと思っている昔のフェーヴ(写真左下。文献『Les Fèves des Rois』に掲載されている画像を使用させていただきました)を思い出して、思わず拡大してしまったけれど、何故、「B」「C」と振ってあるのだろう?(「A」「B」ならわかるのだけれど)。何か意味があるのだろうけれど、不勉強な私には、う~む、謎。 帰ってきてからアルザスのフェーヴを眺めて(上から、La Cigogne(コウノトリ)、Ecusson(盾形の紋章)、Château du Haut Koenigsbourg (オー・クニグスブール城)、Kouglof(クグロフ)、Le Bretzel(ブレッツェル)、Pain d'epices(パンデピス)、Vin(アルザスワイン)、Maison d'Alsace(アルザスの家)、Alsace(アルザスの人)、Chope(ジョッキ)、Cathédrale de Strasbourg(ストラスブール大聖堂))、実際にモチーフになったものに触れることができたことをしみじみうれしく感じながら、この中ではオー・クニグスブール城には行けなかったのと、そういえばアルザスワインを飲み損ねたなあ…なんて思いつつ、お土産に買ってきたアルザスビールを開けた。うん!美味しいし、ビンもHANSIのイラストで可愛い。けど、よく見ると“Elsass Bier”と書いてある…。 夫が「にせもの買ってきたんじゃないの?」なんて言うので調べてみたら、Alsaceって、ドイツ語ではElsaceなのね。知らなかった。 +++ 11月のフランス日記はこれでおしまいです。次は1月のガレット日記に続きます。
by mycharm
| 2009-02-04 20:24
| フランスの旅
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