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※2009年1月の回想記です。 +++ 2009年1月8日夕刻。ブリュッセルからフランスNORD地方の街、リールへ。ブリュッセルからは列車でわずか35分。日本で生まれ日本で生きているとこういう感覚はとても不思議。 ホテルでひと休みしてからまず向かったのは、お目当てのお菓子屋さんMEERT。ここは以前知り合いがゴーフル型のフェーヴを一緒に買ってくださったお店で、私はとにかく実際にお店に行って、そのゴーフルを食べてみたかったのだ。 外観も内装もとても素敵!店内はすごく混んでいて、レジも長蛇の列だった。ガレット・デ・ロワもたくさん並んでいてそれも食べたかったけれど、まずはゴーフル!と、1枚買って母と半分こして食べた。口に入れたときのバターの香りがすごくよくて美味しかった。フェーヴのコフレも購入。2009年のフェーヴはお菓子の型をモチーフにしていて、MEERTならではのオリジナリティがあって、繊細すぎない形なのがとてもいいと思った。多分私はこういうのが好きなんだと思う。 左が2008年、右が2009年のフェーヴ。街の中心にある広場に出ると、観覧車やメリーゴーラウンド、サンタクロースの家などがライトアップされていてまるでおとぎの国みたい。寒いのも忘れてしばらく眺めていってしまった。行き交う人たちはここで普通に生活しているわけで、それがまた不思議だった。 さて、明けて翌日。思わずまたMEERTに行ってしまったあと、観光案内所に行って「リール・シティ・ツアー」を申し込む。これは約50分で市内の見所をまわるミニバスツアーで、9.5ユーロ。日本語のオーディオガイドもあると『地球の歩き方』に書いてあったのが決め手になって、申し込んだ。 しかしここで大事件が!何しろ1月、リールはとてもとても寒くて、道のあちらこちらが凍り付いていた。注意していたつもりだったのにツルッと転んでしまい、悪運強い私は怪我ひとつしなかったけれど、代わりにカメラが壊れてしまったのだ。大ショック!しかし実際転んだ私よりも母の方が動転していて、私がすべってから地面にたどり着くまでの時間がスローモーションのように見えて、私が頭を打って意識を失い、フランス語も英語も話せないのに周囲に必死で助けを求める自分を想像したそう(笑)。 まあ、気を取り直してツアーに行ったのだけれど、カメラがなかったのでもちろん写真はなし。走る車の中からさっと見るだけなので、じっくり見たい人にはちょっと物足りないかも。でもこのシティツアー、申し込んだのは私たちふたりだけだったのにちゃんと催行されるのはすごいなあと思った。 ちょうどソルドの時期と重なっていたので、大型ショッピングモールのユーラリールで母の買い物に付き合い、またTGVに乗り込み、リールの町にさよなら。そして後日パリのグランドエピスリーでMEERTのゴーフルが販売されているのを見つけてしまい、「あ、パリでも買えたのね…」とちょっぴり複雑な気持ちになってしまった。でも、今度パリに行ったらお土産に買えるのはやっぱりうれしいかな。
by mycharm
| 2009-08-22 16:09
| フランスの旅
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