飾って愉しむ #1 milky popのお菓子×不思議の国のアリスのフェーヴ

昨年から「今年の目標は私物のフェーヴを数えることです」と言いながら、ちっとも数えずに日々を過ごしていたのだけれど、先日新聞社の方に「大体でいいので今日の午後までにいくつ持っているか知れたらうれしいです」と朝言われ、全力で数えたら2時間ほどで数え終わり、ずっとやらなかった自分に呆れた次第です。ちなみに約3,000個でした。数が増えても全部宝物なわけだけれど、手元に集まったフェーヴは、自分の中で大きく分けて5種類に分類されています。

(1) 古いフェーヴ（～1980年頃までに作られたもの）
(2) 工房のフェーヴ（フランスの工房で職人によってひとつひとつ作られたもの）
(3) お店や企業のオリジナルフェーヴ
(4) シリーズのフェーヴ（大手製造会社で製造されたフェーヴで、シリーズで購入したもの）
(5) バラのフェーヴ（大手製造会社で製造されたフェーヴで、ガレットから出てきたり、テーマが気に入って買ったり、誰かにもらったりした、何かしらの想いや想い出のあるもの）

(1)(2)(3)(5)は、手を加えずにそのまましまったり飾ったりしていたいのですが、テーマやデザインが気に入って購入した(4)のフェーヴをシリーズごとに飾れたら素敵だなあと思って、少しずつフレームに入れて愉しんでいます。そして私が今もっとも熱中しているのが「誰か（何か）とのコラボレーションでシリーズのフェーヴを飾る」ことなのです。

そんなわけで、新カテゴリ「飾る・しまう・愉しむ」を作りました。

第一弾で、先日のmilky pop展に合わせてつくったコラボレーションフレームをご紹介します。私がやっているのは、市販のフレームを使ったとても自己流なやり方なのですが、予算もそんなに高額にはならないし、誰でもすこし頑張ればできる、あまり技術を必要としないやり方です（そうじゃなくて、年に1個か2個だけ作る、ちょっと予算のかかった特別なのも大好きですが。機会があればそちらもいつかご紹介しますね）。日々、仕事の合間にTwitter（http://twitter.com/YoshieIsogaiでマイペースにつぶやいてます）で制作状況を実況垂れ流していたものを、簡単にまとめてみました。

※おもに夜中につくっていたので、電気の下で撮った写真ばかりで、あんまりきれいじゃなくてゴメンナサイ。
※個人で楽しむの域を超えた、アイディアの盗用はご遠慮ください。

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材料：アリスのフェーヴ（Les voyages d'alice / 全8個 / 2001年/ NORDIA社製）、milky popのアリスクッキー、市販のフレーム、樹脂、カルトン、紙、布、紙粘土

使った道具：はさみ、カッター、水貼りテープ、筆、ボンド、水彩絵の具、アクリル絵の具、マジック、グルーガン、ニス

製作日数：仕事の合間にちまちまやって3日くらい
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まず、もったいないけれどお菓子の時を止めちゃいます。透明の樹脂にクッキーを閉じ込めます。
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フレームの枠をアクリル絵の具で希望の色に塗ります。このフレーム、ハンズとかロフトとかで1,800円くらい（うろ覚え）で売っていて何色かあります。家に白しかなかったのだけれど今回は黒くしたかったので、黒に塗りました。
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箱を作っていきます。これはカルトナージュという、厚紙を使ったフランスの箱作りの手法を基本にしつつの自己流です。以前フェーヴコレクターの先輩Mikaさんが大阪でワークショップを開かれた時にフォト・スタンド作りを教わりましたが（こちら）、いつか続きを習って自己流を脱却したいものです。ちなみにMikaさんのブログでは素敵な作品たちを見ることができますよ！
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なんちゃってカルトナージュで箱ができあがりました！赤と黒が紙で、ストライプとトランプ柄が布。こういう組み合わせは考えるというより は最初から考え付いているのですが、思い浮かべたものに近い布とかを探して買いにいくのが大変です。
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あ、写真が朝になった（笑）。クッキーの樹脂が固まったのを確認してフェーヴと共に配置します。それをグルーガンで貼り付けて固定し、黒い絵の具が乾いたフレームにはめ入れたところです。
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フレームの枠に貼るトランプを紙粘土で作ります。並べた時にサイズが合うように計算して作るのですが、これが結構難しかったです。美術は得意だったけど、そういえば粘土は唯一苦手だったかもというのをうっかり忘れていました。模様は最初水彩絵の具で描きはじめましたが、小さいのとあまりににじむのとで挫折。途中からマジックに切り替えました。乾いたらニスを塗って、ツヤ感を出します。
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フレームにトランプをボンドで貼り、ハートの鍵穴クッキーの近くに鍵クッキーをぺタリ（これはmilky popさんのアイディア！）。ガラス板を入れて、milky popのお菓子×不思議の国のアリスフェーヴのコラボレーションフレームの完成です！
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そしてmilky pop展で、クッキーセットと並べてこんな風に展示していただいたのでした（PHOTO by 飯野さん）。
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フェーヴを集める時、「シリーズよりもバラで好きなデザインのものだけを集めたい」という方も多いかと思いますし、その気持ち、私もよくわかるのですが、セットで持っていることならではの味わいや楽しみもある気がするのです。なので「フレームに入れるときはセットで」に今のところこだわっているのですが、もともと好きだったアリスシリーズがもっといとおしく思えてきたのは、きっとmilky popさんのおかげ。どうもありがとう！