#19 2009.10.9. 前編 Limoges
6時起床。7時22分発の列車に約3時間揺られ、陶器の町として知られるLimoges(リモージュ)へ。ここでの目的は、かつて多くのフェーヴを製造したRanque-DucongéとLaplagne(と呼ばれるが実際は少々事情が異なる) の足跡を辿ること。
まずはタクシーに乗り、Ranque-Ducongéの1912年、1934-35年の資料(敬愛するフェーヴ・コレクターMonique Joannèsさんが共著で出版された本『Les Fèves des Rois』を参考にしました)に載っていたRanque-Ducongéの住所へ。
現在は普通の建物になっている様子(→の写真がその住所にあった建物。タクシーの運転手さんが間違えていなければ…ですが)。
目的をひとつ果たしたところで、かつてのレイノーの釜(左写真)を道路側から見たりしつつ、年に1モデルずつお皿のミニチュアのフェーヴも作っているBERNARD(ベルナルド)へ。ベルナルドは1863年にリモージュの地に創業した家族企業で、現在は5代目の時代なんだとか。日本でも高級陶磁器としてよく知られているベルナルドブランド。本物のお皿は持っていないけれど、それがそのままミニチュアになったフェーヴはとっても高級感があって素敵で、いくつか所有している。
時折小雨がぱらつく薄曇りだったせいか、人はまばら。陶器の噴水がとても綺麗だった。
製造過程を見学できるほか、敷地内にはショップやB級品を販売するアウトレットも。迷ったけれど、うちの食器のテイストとは合わないので食器のお買いものはせず(でも、記念にお皿のフェーヴはいくつか買っちゃった!)。
1998年からお皿のミニチュアのフェーヴを製造しているというベルナルド。私が持っているのはこの6枚で、下段左と右のストライプのお皿が1998年に作られたギャラリー・ロワイヤル。個人的にはこのデザインがベルナルドの食器の中でいちばん好き。
~後編に続く~