晴れ渡る土曜日。楽しみにしていたウェディングパーティー。
昔はそうは思わなかったけれど、私はどうやら結婚式が好きなのだ。思わず結婚しちゃうくらい分かちあえる人とめぐりあうって、人生のよろこび以外の何物でもない、と思うから。
花嫁(新婦という言葉より、こっちが好き)と知り合ったのは、もうずいぶん昔のこと。年は10歳くらい離れているのだけれど、それはもう、いろんなことを教えてくれて今ある私の世界の最初の扉をひらいてくれた人。いつもさりげなく優しくてちゃんと厳しくて、こんな大人になりたかった。
でも、知り合った頃の彼女の年にだんだん近づいていても、私はまったく子どものままだ。ただ、子どもであると自覚してしまったことだけが、あの頃と違うけれど。
「おめでとう」の気持ちが満ちあふれた、とてもきれいで、とても幸福な空間。ひさしぶりの人達と逢えたのもうれしかった。
写真はクロカンブッシュ(croquembouche)。幸福が天に届くようにと、小さなシューが高く積み上げられたフランスのウェディングケーキ。シューは祝福する人々とも、キャベツの形を表しているとも言われ、子孫繁栄の願いが込められているとか。
ちなみに上写真のクロカンブッシュのフェーヴはお気に入りのひとつで、
SHOP にも出しているけれど、自分でも所有している。左プロフィール画像のガレット・デ・ロワと同じシリーズ。