何かが模られたフェーヴを見つけたら、そのモデルとなったであろう本物と並べて、見比べてみるのが好き。
ポールやベルナシヨン、メゾン・デュ・ショコラなど、有名メゾンのオリジナルフェーヴは、実にそっくりに再現されていて感心するけれど、それ以外の通常に出回っているシリーズにも、探せば「そっくりさん」は結構見つかる。そしてその発見こそが楽しく面白い、と私は思っている。
フェーヴと本物を並べて、「これぞコレクターの密かな愉しみだわ」とほくそ笑む姿は、オタク以外の何ものでもないような気はするけれど…
上写真は、ボンヌ・ママンのジャム&そっくりさんフェーヴ。
大きさを揃えると、こんなふう。↓
こんなにそっくりなのに、フェーヴのほうは「Bonne Maman」ではなく「Belle Mama」と記されている。その理由は、本物をよく見てみると見つかる。
ロゴの横に小さなRマーク(商標登録済マーク)が。「Bonne Maman」はきちんと商標登録されているので、「Belle Mama」にしたのだろうけれど、なんだかほほえましい。
惜しむらくは、蓋の部分。本物は光沢のある蓋に青色でチェック模様が描かれているのだけれど、フェーヴは青色一色で、凹凸でチェックを表現している。光沢とは言わないから、凹凸はなしにして、白と青のチェックにしてほしかったなあ~と思う。