ずっと探し続けていた本に再会した。サンリオ刊『ボタンノーズのおくりもの』。
子どもの頃、近所に住んでいた友達が持っていて、私もほしかったけれど「真似をした」といわれるのがいやで、買えなかった本。(子どもの頃って、本当につまらないことを気にしていたと思う)
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ボタンちゃんのおうちは、いちごのかたち。まぁるいいちごのつぶつぶが、おうちの小窓。お部屋の中は、ベッドもシャワーもテーブルも、暖炉もテレビもいちごのかたち。この部屋で暮らす自分を、何度夢想したことか。少女趣味と言われようと、今でも、1日くらいならこの部屋で暮らしてみたい。
当時は、田園調布の<いちごのお家>の3Fにボタンちゃんのお部屋があったとか。長年の想いを経て、今本棚にこの本が並んで、心からうれしい。