何度かここでも書いているが、半年ほど前から地方の特色が出たフェーヴに凝っている。
実際にWEB SHOPでフェーヴを取り扱っていると、人物のフェーヴはあまり日本では人気がないのかしら…?と思ったりもするけれど、私は民族衣装に興味があるからか人物のフェーヴもとても好きで、個人的にもすこしずつ集めて楽しんでいる。
探していると、ブルターニュ地方、アルザス地方、プロヴァンス地方がモチーフになったシリーズを比較的よく見かける気がする。文化や衣装がより特徴的だからかもしれない。
多くのフランス人はラテン民族だが、ブルターニュの人々はケルト民族を祖先としていて、独自の文化を持っている。ブルトン語を話す人は減り続けていると言うが、現在も50万人ほどいると言われている。
手元にある3種類のブルターニュ地方をモチーフにしたフェーヴのシリーズには、そのどれにも筒型のコワフ(レースの帽子)をかぶった人物がいる。コワフには白いイメージを持っているのだけれど、色がついているのが興味深い。
左はカンペール、中央と右はビグデンの衣装だろうか。
(右のものははっきりBIGOUDENとプリントされている)
※
田中千代民族衣装コレクションを参考にさせていただきました。
ちなみに、
このようにしてかぶるよう。
コワフ以外にも、鳥の頭の傘を持っている女性や、レースの襟が付いている女性、商標の関係なのか「LU」ならぬ「VU」のビスケット箱などもあり、眺めていると、まだ見ぬ遠い土地に思いを馳せてしまう。