
月イチ活動のランチ部、早くも第3回目。普段1ヶ月という単位を意識することがあまりないので、「もう1ヶ月!」「まだ1ヶ月?」など、その月によって感じ方が違うし、いいアクセントになっている。
今回は青山のフランス料理店、ロアラブッシュへ。骨董通りから路地を入り住宅街をすこし歩くと目に入る素敵な洋館は、大正7年築。中に入ると螺旋階段があって、アールデコの調度品が華やかな雰囲気。
私は“Angelots(二人の小天使)”というコースをいただいたのだけれど、じゃがいもの冷たいヴルーテにコンソメジュレを入れた前菜が本当に美味しくて、今まで食べたフレンチでいちばん好きかも、と思ってしまった。
デセールも2台のワゴンから好きなものを好きなだけお皿に取り分けてくれるのがうれしい。
「小さくきりますので、全種類でもどうぞ」
と言ってくださるのだけれど、ケーキだけでも10種類以上あって、アイスクリームもどれも美味しそう。私は甘いものは別腹じゃないので、赤いベリーのソルベといちじくのタルトをいただいた。
「お酒ならあと1リットルくらい飲めるのにー」
と発言し失笑を買いながら少数精鋭で美しいお菓子を楽しみ、甘いもの好きの友人がとても幸せそうにたくさん食べているのを見て、幸福だった。好きなものを美味しそうに食べるひとの姿が、大好き。
今までの活動に比べてちょっとハイクラスなお店に行った真夏のランチ部。サービス、お味、雰囲気、どれをとっても完璧で、目も舌も、心も体もよろこんでいるのが感じられたし、友達となんでもないことを話したのも穏やかに楽しかった。
いつも、どんなことであっても、自分で選んだことなら全力で楽しんでやることをモットーにしているけれど、うれしいこともガッカリなことも、生きているから毎日いろいろある。でもこういうご褒美がたまにあると、単純な私はまた次回までがんばろう、がんばるのだ!という英気を養えるのだった。