大人になってからは、残念ながら熱心に読んでいるとは言いがたいのだけれど、児童書が好きで、不意にいい作品と出会うとうれしくなる。
今も昔もポプラ社の本が好き。子どもの頃は“12歳シリーズ”に夢中になっていたし、その作者の薫くみこさんが2004年に出版された『サンタさんにあっちゃった』(絵はcolobockleさん)は姪に読んでほしくてプレゼントしたことも。
今日(もう昨日だわね)ふらっと立ち寄った本屋さんで、また素晴らしいポプラ社の本を見つけた。『
かわいいこねこをもらってください』という本。
捨て猫を拾ってしまった女の子は、ペット禁止のアパートでお母さんとふたり暮らし。貰い手を一生懸命になって探す姿に思わず店頭でうるっときてしまった。子どもたちがこの本を読んだら、きっと小さい命の尊さを感じるんじゃないかな、と思う。
たくさんの人の心に届いてほしい本。