
第4回目のランチ部活動は神奈川方面へと足を伸ばし、
あざみ野うかい亭へ。前回に続き洋館シリーズということで。建物の和洋折衷の素敵さや中庭の美しさもさることながら、空間が非常に贅沢に使われているのが印象的。
私たちがいただいたのは、“季節のランチコース”。ヴィシソワーズがコースに入っていることに惹かれてこのコースにしたのだけれど、
第3回の時にいただいた絶品スープとはまた違うアプローチで、こちらも大変美味。メインのお魚&茄子は目の前の鉄板で調理してくれる。その際、丁寧に焼き方など説明してくださるのだが、いちばん年下の子に照準が合ったのか、はたまた参加者4名の年齢&職業不詳ぶりが際立っていたのか、実年齢よりも随分年下に見られていたような…。
シェフ 「家でお料理はなさいますか?」
私 「(ニコッ)」 ←ほぼ毎日しております、の意。
シェフ 「茄子は今が旬です。お嫁に行くと秋茄子は何とやらで食べさせてもらえなくなっちゃうかもしれませんから、今のうちに…」
私 「(ニコニコ)」 ←もうとうに行っております、の意。
他の人たちは心の中でどう答えていたのかわからないけれど(実家住まいの子にはマッチした質問よね?)、うら若いお嬢さんにでもなったような気分で、すべて笑顔でぼやかしてみた私なのだった。
お料理のあとは場所を移動し、デザートは階上のデザートラウンジにて。くしくも天気予報ははずれてよく晴れていたので、空と緑と瓦の屋根がとても美しかった。
帰り道、電車の友は、森茉莉『マリアの空想旅行』(ちくま文庫)。永遠のお嬢さんといえば、私はいつも彼女のことを思い浮かべる。